1,セミプライベートのコンサートの企画に携わり、
この日はコンディションの良いベーゼンドルファーのインペリアル!
pppからfffまで、97鍵全て使い倒しました。
そして今回、私が依頼したサウンドエンジニアは世界中の巨匠達から信頼された方。
彼との経験から私の制作や、演奏さえも昇華してきた。
終演後、私の演奏に最大の賛辞を頂き涙が出る程うれしかった!
2,長年お世話になった方の遙かな旅立ちに際してのイベント。
これも私が音楽面+αをディレクションし、
私のわがままで信頼するミュージシャンを迎えて演奏できた事。
演奏は勿論、感情的にも全てがバランス良く、近年稀に見るクオリティで、
その場にいた全員の心に永遠に残る一夜でした。
演者にとっては日々のルーティンワークも依頼者にとっては一生に一度の場。
だから一切の妥協はしたくない。
私がイニシアティブを取る場においては、演奏であろうと、制作であろうとも、
規模の大小、コンディションの優劣は関係無く、私は常に本気です。
そうでなくては、自分、という一番厳しい観客を満足する事は出来ない。
肩の力を抜く事と、手を抜く事は違います。
鈍感である事と、タフである事も違います。
エンジニア、スタッフも含め、
舞台に上がる人全てが同じスタンスで相互作用無くして音は完成しません。
その一つ一つの積み重ねが、SiNGOを作ってきたのです。
このように、ともすれば面倒なスタンスである私に、
最近は共感してくれる方々が増えてきた。
それが、一番、うれしいのです。
SiNGO