キューバの今をときめくボーカリストGretchen(グレッチェン)が参加してくれました。
彼女の声から浮かぶ言葉。
La voz del cielo azul de Cuba!
キューバの青空のような、パワフルかつカラッとした清涼感のある歌声。
彼女は特定のグループに所属しないフリーランスのボーカリストです。
キューバの若手ボーカリストは、通常どこかのグループに所属する事がほとんどなので、
キューバでは珍しい、新しいスタイルの活動方法ですね。
キューバではレベルが高い音楽家が山のようにいて、
恵まれた音楽環境や努力である程度まではゆけるので、玉石混合で埋もれてしまっている。
その中で、今後も伸び続ける素質を秘めた「ダイヤの原石」であるかどうか。見極めるのはとても難しい。
私は彼女のさらに隠された才能を確信し、コミュニケーションに長い時間かけ、
ボーカルディレクションを続け、2019年には私の曲を正式に一曲レコーディングしました。
今やキューバで注目を集め、最も輝いている女性ボーカリストの一人となりました。
本当に、嬉しい限りです。
常に最高を求めるSiNGOのレコーディングに携わるミュージシャンは、
例外なく全員が「生ける伝説、キューバ音楽界の至宝」です。
キューバ、世界に誇るトップミュージシャンのみで構成します。
そうでないと、自分の追求する音が実現しないから。
そこから刺激を受け、私自身も進化できるから。
そんな中で、彼女をレコーディングに起用して、最高の声を残してくれました。
そしてその選択に間違いはなかった。と、今回の映像を送ってもらって、再認識しました。
「彼女は私が発掘したボーカリスト!」声を大にして言いたい。
(こういったキューバ的な表現は、日本ではイケてないな)