2014年10月11日土曜日

大阪の、ひととき

OSAKA Afro Cuban Jazz Session Vol.2 feat.SINGO



初めてお会いする方々がほとんどでしたが、とくじろうさん、ツアー直前の新井深絵さんや、DJ ATSUSHIさん、10数年ぶりに大阪の姉御さん!も駆けつけてくれた


亀崎ヒロシ氏とヤマダヨシオ氏は共通言語で話せる稀な存在です。
ノーマルなラテンジャズをスペイン語とするならば、
私たちはキューバ訛りのスペイン語、Cubanismoを使って話せる。
そのことが、より深く、より密な音の呼応を可能にし、
編み物のように、音を紡ぐ事ができた。

しかも、只のラテン・ジャズではなくSiNGOのオリジナリティを注ぎ込むのだから、
共通言語はとても大事な事なのです。

岡本健太氏はそんな未知の会話に対して、
抜群の精神力と、センスでサポートした、最高の25歳!

こんなにも濃厚で密な創作行為を、短いリハのみで大阪で実現できるなんて、
音楽はやはり素晴らしい


私は東京、大阪、札幌、Habana、NY、、
どこでも、誰と演奏する時も全て100%本気、その時に自分の持てる力全てを音に託す。

それを受け止め、一緒に演奏してくれる共演者は、いわば共に戦う仲間。

仲間なのだから当然、遠慮も妥協もしないし、そこには人種も年齢も関係ない。

ステージの間は、音のみが真理で、この世の理を全て断ち切った特別な時間を共有する。

私のライブにおいては、観客の皆さんが望む音を出すのではなく、
自身が最高だと感じる音を出して、世に問う。

そんなスタイルの私にとっては、これがミュージシャン、オーディエンスの皆さんへの、私なりのリスペクトの形なのです。


だからきっと、私との演奏は、その日に向けて、心と体の準備期間も、演奏後の疲労感も半端無いと思う。
でも、自然と、笑ってしまうんだ。

だからこそ、またその時間に向けて、人々が再び集まりたいと願う、そう信じている。

あの場にいた全ての人々、そして東京のライブに集まってくれる人に、感謝をします。

共通言語を伝えてくれた、バタの共通の師であり友人のWillfredと、Rumbaの師Macho
そして、この音楽を創りだした、Feliciano Arango,Giraldo Pilotoに感謝。

私は、彼らと共に、自身のサウンドを広げてゆく。


この音を東京でも出せる機会を渇望します。