2019年9月11日水曜日

ハバナのカーニバル Carnaval de la habana





キューバの夏は、comparsa(コンパルサ)またはconga(コンガ)と呼ばれる
独特のリズム、ダンスによるカーニバルが開かれます。

特に首都ハバナの規模は最大で、約一ヶ月間にわたり、ハバナのチームだけではなく、
各都市の代表するチームも終結し、競いあいます。
そして、伝統的なコンパルサチームだけではなく、
同時にいくつものtimbaティンバグループが山車に上り、
その上で演奏するという、異様な光景が広がります。

マレコン海岸沿いにいくつものコンパルサ、timbaの各チームの音が混ざりあい、
カオス化した中に、キューバ国民はペットボトルを持参し、格安で提供される人民ペソビールや、屋台の素朴な炭焼き肉にかじりつき、躍りに連なる。
キューバらしい光景が広がります。

その中でもpiraguaピラグアと呼ばれる特設ステージが設置され、
トップレベルのティンバグループのみが演奏します。
ひときわ大音量で、数千、万規模のキューバ国民が
ここで開かれる無料のコンサートを楽しみます。

我々演奏者も一年の中心がこの日であるように感じ、
最悪なモニター環境に苦慮しながらも、演奏することを観客と共に楽しむ。
そんな少し特別な夜なのです。











2019年6月8日土曜日

SiNGO with YAMAHA MONTAGE & RIVAGE



SiNGOがパナマにあるYamaha Music Latin America(YMLA)へ訪問した模様が、
YMLAオフィシャルFacebookサイトに掲載されました。





最新フラッグシップシンセサイザーMONTAGE
ライブ・コンサート用デジタルコンソールRIVAGE
どちらも今までの常識を覆す至高の名機です。


                                 


本物の機材や楽器からは、触るとインスピレーションが湧いてきます。
そういう「本物」は、音楽家、制作者にとって最高のパートナーです。




YMLAの皆様、暖かく迎えていただき、ありがとうございました。
遠く海外で、ジャパンクォリティを貫くのは並大抵のことではありません。




機材たちとその空気感に、まるで、束の間の日本にいる心地を感じ、
私もさらに Adelantar(前進)しよう!沢山の活力が湧きました!


音楽家は生まれてから最後まで、楽器とともに人生を歩みます。


2019年4月2日火曜日

Descanso

久々にオフの日を取りました。
ハバナから數十分の所にあるビーチsanta mariaにて








2019年3月22日金曜日

El arte no sabe fronteras



最近はSergio Jimenezのジャズのグループの一員として、
 キューバのジャズの中心地Jazz cafeや La zorra y cuervoにて演奏しています。
今週はジャズのアドリブのコンクールがあり、
このグループが出場者の演奏サポートをしており、 毎日La zorraに通い詰めています。

 最近、興味深い出来事がありました。
出場者の一人が、ラテンの課題曲の伴奏を、その場にいたピアニストに頼み始め、
すると、同じ課題曲を演奏する出場者たちが、それに続けとばかりに、
そのピアニストに依頼する始末。
まあ、大切なコンクールでアジア人にラテンの伴奏を任せたくない、
という気持ちも分からなくもない。
しかし、そういった悪意のない感覚から、人種差別というものは発生するのだ。
という典型例。
若き出場者たちは、外見に惑わされるべきではないが、
判断できる耳を持っているかも含め実力のうちだろう、
とその日の私は傍観を決めていました。

しかし最終日になり、審査員ら数人から、 
「SiNGOは音楽ラテンの全てを理解しているスペシャリストなのだから当然彼が弾くべきだ」 「SiNGOは私たちのファミリーだ。」
という声が上がり、拍手が沸き起こった。
少なくとも審査員たちは私の演奏を、外見とは切り離して理解してくれていたようで、
 一安心というか、大人げなく単純に嬉しかった。

今回の主役は出場者たち影に徹していようと心がけていたが、
私がスポットを浴びてしまった。
なんともキューバ的なコンクールでした。

2019年3月14日木曜日

Fiesta del tambor 2019

Fiesta del tambor 2019


 今年はスペインをテーマに、スペインの著名アーティスト達を招き、盛大に行われました。
会場はキューバ最大のカールマルクス劇場に移動し、キューバ最大のフェスティバルとなりました。
はるばる日本からも複数の方々がコンクールのダンス部門に出場されました

 レセプションパーティーにて

Mayito

Noel, Aned, Leo, Denis

Haila

Termary


本番前のオフショット